7月15日(金) 教育課程研究指定校事業に伴う研究協議会を行いました
15日、本校で国立教育政策研究所「教育課程研究指定校事業(平成28・29年度)」に伴う研究協議会
を実施しました。協議会には文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センターから村瀬正幸調査官、
藤野敦調査官を助言者としてお招きし、本校での研究事業に係る研究授業や講演・研究協議などを行い
ました。校外からも多くの先生方にご来校いただき、研修を深めることができました。お忙しい中、ご参加い
ただいた皆様に感謝申し上げます。
《研究授業① 「世界史A」》
「世界史A」の授業は、「アテネ民主政が成立した背景とその特色」「その後のアテネがどのように移り変わ
っていったか」について、グループで話し合いながら追究していくものでした。生徒たちは学んだ知識をもと
に悩み抜き、班員と協力しながら考えをまとめていきました。
《研究授業② 「日本史A」》
「日本史A」の授業は、明治新政府の諸改革や文明開化(西洋文化の移入)により「国民生活は良くなった
のか?悪くなったのか?」という問いをもとに、グループによるミニディベートを行いました。賛成・反対両方
の立場からさまざまな意見が出され、多面的・多角的に考察することができました。
《講演・研究協議》
授業後に行われた講演では、「学習指導要領改訂の動向について」と題して村瀬調査官に講義していただき
ました。諸外国で実際に行われている教育事例をもとに、生徒にどのような力を身に付けさせることが大切か、
学習指導要領改訂の背景についてくわしくお話していただきました。
また研究協議では、北海道学力等実態調査や本校で実施した授業・学習アンケートからみた生徒の実態と
課題について明確化し、本研究のねらいと目指す方向について提言されました。さらに研究授業に対する意見
交換も行われ、参加された多くの先生方から多岐にわたりご意見ご感想をいただきました。生徒の思考を促す
すためには追究する問いが大切であることや、短時間でも生徒が考えたり発表したりする時間や場面を作るこ
とが必要であることなどについて協議を深めました。