7月28日の午後、稀府岳(702.2m)の初登山に挑戦しました。この日の伊達市の最高気温は、28.5℃となりました。登山口から山頂まで片道約3km(コースタイム登り2時間、下り1時間)の行程です。午後1時10分、稀府岳登山口から登山を開始しました。
写真1 稀府岳登山口
最初は、なだらかな林道が続いていましたが、前日まで降っていた雨のため、道は濡れており、所々ぬかるみがありました。やがて、トドマツ林となり、その後、悪路の急登が待ち受けていました。10m進んでは、休憩の繰り返しです。午後1時40分には中間地点の「お尻愛の木」(標高約420m)に何とか到着しました。全身汗だくです。
写真2 お尻愛の木(登山口から約1.5kmの地点 中間地点)
この後も悪路の急登が続きましたが、何とか頑張り昇り続けていると、なだらかな尾根に出て、急に視界が広くなりました。稀府岳の森林限界まで来ました。(標高約450m)
写真3 森林限界(標高約450m)
この場所で、下山してくる人から、「この先は快適に昇れますよ。」とのアドバイスをもらい、体に「カツ」を入れて登山再開です。森林限界を超えると登山道は、一面笹に覆われた斜面となりました。しかし、ガマ岩(標高560m)当たりから、再び急登となりました。
写真4 ガマ岩(標高約560m)
心地よい風が吹く中、急登と戦いながら前方を見上げると、小さな標識が見えてきました。息を切らしながら、その場所に向かいました。その場所とは… 「前稀府岳」(標高621m)です。
写真5 前稀府岳(標高621m) 右手後方に稀府岳の山頂が見えました。
ここからは、南稀府の街並みや校舎、伊達市の街並みや鷲別岳(室蘭岳)を見ることができました。
写真6 南稀府の街並みと本校校舎(白色のロの字型の建物) 遠方に見えるのは、黄金漁港
写真7 伊達市の街並み
写真8 鷲別岳(室蘭岳)〔中央の尖った山頂 標高911m〕 絶景です
前稀府岳を過ぎると、山頂までは稜線歩きとなり、アップダウンを繰り返しながら徐々に近づいてくる山頂を目指し一歩一歩登山道を踏みながら進んでいきました。
写真9 山頂まであと少し 最後の急登が目の前に現れる
写真ではそれほどには感じませんが、この急登は山頂に向かう最後の試練のように感じられました。そして、気力だけて進んでいき、ついに山頂の大きな標識が目の前に見えてきました。午後2時30分、稀府岳山頂に到着しました。
写真10 稀府岳(標高702.2m)山頂に到着
こんな時、やはり最初の一言は、「ヤッター」でした。全身、汗まみれでしたが、爽快な気分になれました。登りにかかった時間は1時間20分でした。10分くらい山頂にいて、下山は40分で登山口に到着(午後3時20分)、私のスモールトラバースは終わりました。
今日(7月29日)、校長室で昨日の登山のことを振り返ってみると、途中の急登がつらくて何度もやめようかなと思いましたが、「山頂に立つ」という目標に対して歯を食いしばって努力し頑張ったからこそ、山頂に立った時の喜びは格別でした。