9月12日(火) 教育課程研究指定校事業に伴う研究協議会を行いました
12日、本校を会場に標記の研究協議会を実施しました。本校は平成28・29年度の2年間にわたり、国立教育
政策研究所「教育課程研究指定校事業(高等学校・地理歴史)」の指定を受け、「地理歴史科における科目相互
の連携」をテーマに日頃から研究実践を行っています。本協議会には文部科学省国立教育政策研究所教育課程
研究センターから村瀬正幸調査官、藤野敦調査官を助言者としてお招きし、研究授業や調査官による講演、研究
協議などを行いました。次期学習指導要領改訂を念頭においた研究協議会に、校外からも多くの先生方にご来校
いただき研修を深めることができました。お忙しい中、ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。
《 研究授業①「世界史A」(1年D組、岸百合子教諭) 》
「なぜ石見銀山はヨーロッパにも知られていたのだろうか」という問いをもとに、14~17世紀における世界と近世
日本との結び付きについて学び合い、グループで追究していきました。異地域同士の交流と接触がもたらした様々
な影響について、基本的な知識を習得するとともに関心と課題意識を高めました。
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《 研究授業②「日本史A」(2年BC組、寺沢英幸教諭) 》
19世紀後半から20世紀初めにおける列強の帝国主義化とアジア・アフリカ分割などを導入とし、日清・日露戦争
を通じた日本と国際環境の変化について考察していきました。グループでの学び合いを通して、基本的な知識を習
得するとともに関心と課題意識を高めました。
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《 講演 藤野敦調査官 》
「地理歴史科における学習指導要領改訂の動向について」と題し藤野敦調査官にご講演いただきました。調査官
からは改訂の基本的な考え方に加え、これから重要とされる教育課程の整理と授業改善について、「カリキュラム
マネジメント」や「主体的・対話的で深い学び」の視点から説明していただきました。また「社会的な見方・考え方」を
育むための授業や評価などの具体的事例も紹介していただきました。
《 研究協議 》
本校における研究の現状と課題、とくに「歴史総合(仮称)」を想定した現行「世界史A」「日本史A」の授業実践に
ついて寺沢教諭が報告しました。科目相互の連携の在り方、年間・単元を見通した問いづくりの視点、生徒の変容
などについて参加された先生方で活発に意見交換しました。最後に村瀬調査官、藤野調査官から助言をいただき、
授業改善のポイントについてお示しいただきました。
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